こんにちは、夢子です。
ケアマネージャーの資格廃止という噂を耳にしたので、個人的に考察してみたいと思います。
考察する前に結論なのですが、絶対になくなるような職種ではありませんのでご安心を!
このケアマネージャーがなくなったら、わたしや他のケアマネージャーはどうすればいいのでしょう?無職のままで野晒しでしょうか?そんなのケアマネージャーを作った国に言いますよ、きっと?笑
ケアマネージャー資格取得して高い金払って研修受けて、それが水の泡とか無理ゲーじゃん笑
そもそもなぜ、ケアマネージャーの資格を廃止しなければならないのか、なぜ廃止という噂になっているのか。
今後のケアマネージャーという資格、ケアマネージャーの存在意義を、ケアマネージャーのわたし自身がまとめたいと思います。
ケアマネージャー試験が廃止の噂の根拠とは?
まず始めに、ケアマネージャー試験の廃止が噂される原因を探っていきたいと思います。
なぜ、ケアマネージャー試験が廃止されてしまうと思ったのか、ケアマネージャーの存在意義って何?と思い始めたのか。
ケアマネージャー試験の受験者数が激減
ケアマネージャー試験が廃止になるという噂は、この受験者数が激減の事実も原因の1つだと考えています。
ただでさえ難しい試験で受験者数が少ないケアマネージャー試験、それに追い打ちをかけたかのような更なる受験者数の激減の事実。
これはなにかあったと言っても過言ではありませんよね!
なぜ受験者数が激減したのか?
ケアマネージャー試験の受験者数が激減した理由に、受験するための指定業務経験などが更に厳しくなったことが挙げられます。
下の表を見て頂くとわかりますが、平成29年度(2017年)と平成30年度(2018年)の差がかなり開いています。
2018年に受験資格の厳格化があり、その年を境に受験者数が激減してしまったのです。
受験者数 | 合格者数 | 合格率 | |
第21回(平成30年度) | 49,332人 | 4,990人 | 10.1% |
第20回(平成29年度) | 131,560人 | 28,233人 | 21.5% |
こちらの記事に、指定業務日数などの詳細が書いてありますので、ぜひ読んでみてください。
ケアマネージャー受験の壁がさらに高くなった
ケアマネージャー試験の合格率は20%前後と決して高くありません。
ケアマネージャーの質の向上を目的に、国家資格所有者で、なおかつ経験5年以上とか、無理ゲーじゃん。
ほとんどの方が思ったに違いありません。
その理由に、平成30年度(2018年)の合格率は10.1%
先ほど書きました受験資格厳格化の他に、試験問題が難しくなったと感じたり、科目免除が無くなったのも原因の1つと考えます。
低い給料という現状
ケアマネージャーの平均年収は370万円~380万円程度ですが、これを高いか低いかで言えば低いとわたしは思います。
こんな給料で満足する方ってきっと少ないと思います!少なくてもわたしは満足していません。
専門性のある職業なのに低い給料
ケアマネージャーという専門職なのに給料が低いという思いが、皆さん強いのではないでしょうか。
給料を見てケアマネージャーを目指す人も中にはいるでしょう。
ですが胸を張って「給料は高いです」とはなかなか言えません。
いや、絶対言えないでしょう。
激務なのに低い給料
ケアマネージャー以前に介護職は激務だとわたしは思います。
ケアマネージャー自体も、居宅のケアマネージャーも施設ケアマネージャーもそれぞれみんなが忙しく、激務をこなしています。
ですが介護職には【介護職員処遇改善】を幾度か繰り返し、10年以上前と比べると給料は上がっています。
しかしケアマネージャーは介護職員ではありません。
ケアマネージャーにも【ケアマネージャー処遇改善】とかあるといいのに!と思う方が多いと思います。
ケアマネージャー自体いらないという考え
ケアマネージャーいらないという事とは?
ケアマネージャーがいらないという意味は、ケアマネージャーの仕事を介護現場の職員もできるんじゃない?
という事です。
実際にケアプランの作成など、ケアマネージャー以外の職員も書くことぐらいはできるでしょう。
家族との連絡調整だって、介護現場や介護ヘルパーだけでもきっとできるでしょう。
そこに専門性や質を求めなければですけどね。
ケアマネージャーの人件費を浮かす
ケアマネージャーが最低でも1人以上いなければいけない介護施設や介護事業所がほとんどです。
そこで現場がケアプランを作成し、サービスの説明は管理者が行えばケアマネージャーの必要性は薄れてきます。
ケアマネージャーがいなければその分の人件費を浮かすことが出来ますから、事業所にとっては余計な費用は掛からなくなります。
ケアマネージャーの存在意義
ケアマネージャーの介護保険に関する知識量は膨大です。
そのケアマネージャーに価値がないわけないのですが、結局のところ噂は噂で信じるな、というところでしょうか。
その理由として、以下の項目が当てはまると思います。
ケアマネージャーの需要は高い
ケアマネージャーを必要としている家族や利用者の数を見ると、需要がとてもある職業だと実感します。
ケアマネージャーを頼りにしてくれる年配の方や、介護施設の利用者を見ると絶対に必要な職種です。
人から頼られる仕事に、需要がないわけありません。
ケアマネージャーの激務を現場の職員でまかなう、きっと無理です。
考察結果:ケアマネージャーは絶対必要である
これから超高齢化が進み、介護職並びにケアマネージャーはもっともっと必要になってきます。
介護経験者の方が多くを占めるケアマネージャーは、今後も必須となってくる職種であることは、高齢者の数を見ても明らかです。
国会議員も国会で訴えている
こちらの記事は、ケアマネージャーや介護に精通している議員さんのサイトです。
https://shuko-sonoda.com/news/post-4104/
わたしたちケアマネージャー業界の人間からすれば、法律をつくる国会での出来事は知っておくべきこと。
その国会議員の影響力で変わると言っても過言ではないと思っています。
介護職の上位職として人気は高い
わたしの勤めている介護施設に、20代前半の女性介護職がいます。
まだ経験は1年ほどなのですが、まずは介護福祉士を取得して、絶対にケアマネージャーの資格を取得すると張り切って仕事をしています。
若い子たちが率先して介護の面白さを理解し、それを仕事にしている姿を見ると、嬉しくなってきます。
若い子には頑張ってほしいと、介護業界全体を盛り上げていってほしいと心より願っています。
ケアマネージャーにも処遇改善を
もしもケアマネージャー資格を廃止してしまったら、ひとりの子の夢を無くしてしまう事にもなってしまいます。
他にも目標にしている若い子はきっといるでしょう。
介護職の枠だと、介護福祉士がありますが、その上のケアマネージャーの資格は今も受験生が減っただけで人気はあります。
まとめ
実際ケアマネージャーの仕事をしていて思うことは、忙しいけどやりがいがある、という事です。
ケアマネージャーの資格が廃止になったら、既存のケアマネージャーはどうするのでしょう。
そのことからも、ケアマネージャーの資格は今現状では廃止にはなりません。
ケアマネージャーを取り巻く情報の中で、マイナス的なことが続いたためにケアマネージャー廃止という噂が流れただけだと、わたしは思います。
噂や流言には惑わされず、楽しくケアマネージャーの仕事をこなしていきましょう。